設立趣旨書


 誰もが住み慣れた地域に安心して住み続けたいと望んでいます。私たちはその望みを地域での支え合いの活動によって実現しようと、1984年に食事サービスを始めました。どのような状況下でも人間として尊厳をもって、生涯にわたり在宅で暮らしていくには、食事サービスがまず基本であると考えたからです。

 栄養のバランスの良い食事を提供することは当然ですが、利用する方の顔を思い浮かべ、自分たちの老後の姿を重ねて、そのニーズに応えようとつとめています。私たちが利用する立場になった時に、利用したいサービスでありたいと思っているからです。

 また、私たちは食事サービス活動を通して、希薄になっている地域の人間関係を結びつける役割を果たしてきました。サービスを提供する側と利用する側という人間関係の触れ合いばかりでなく、会食会では参加者同士の新しい友人関係も始まりました。ボランティア活動を共にすることにより、知人、友人の輪が広がり、繋がりも深く強くなりました。

 活動を通して、高齢者の問題や地域福祉に関心をもつようになりました。福祉に関心のある住民が育てば、住民参加の福祉の街づくりに役立つと確信しています。

 このように私たちは、在宅福祉サービスの一端としての食事サービスを中心に活動を続けてきました。

 しかし、社会的に確立された人格がないために、地域社会での支持や信用が不確かなものでした。1995年の代表交代の際には、事務手続きや契約更新などに様々な支障が生じました。

 これまで「稲城の老後を支え合う会」として地域で培ってきた活動を、さらに柔軟に、堅実に、発展させ安定したサービスの提供という社会的使命を継続的に果たしていきたいと考えています。

 そのために、法人格を取得し、「特定非営利活動法人 支え合う会 みのり」として、地域社会から広く支持され、関係機関の信用をさらに得たいと願っています。これから、より責任ある立場で活動を継続、発展させていきたいと考えています。

                                              2000年1月23日

特定非営利活動法人 支え合う会 みのり